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北京-ウランバートル日記 第7話

部屋に入りしばらくして昼食の時間となり、ホテルから広場をはさんだ反対側にあるレストランで昼食をいただく、食事はSSERが手配しており、みんな同じメニューが出てきた。メニューは羊の肉の入ったうどんのようなもので、におい消しにテーブルの上にあった胡椒をたっぷりかけて食べた。私はこのような過酷な状況の場合出されたものは全て食べるようにしていた、うまいまずいではなく、これからの6日間を考えると、食べないことによる体力の低下を避けるため、そうしようと決めていた。
昼食を終え、いよいよバイクに対面するためコンテナヤードに向かう、SSER手配の定期ピストンバスにスーツケースを持ち込み出発する。10分ほどして、駅の線路脇にあるコンテナヤードに到着。そこにはすでに到着したバイクと大量の10kgバックの赤い塊があった。自分のバイクに対面できさらにラリームードが盛り上がってくる、神戸で梱包した時のガムテープが溶けて糊がタンクにベッタリ付いている、また、スポンサーのステッカーが剥がれ、ぶら下がっている状態となっていた。フロント周りも頑丈に梱包していたが、他のバイクと輸送中に当っていたと思われる傷があちこちにある。確認したところカウルとフェンダーだけの傷だったので安心していると、ICOの照明配線が風防にはさまれて断線しかけていた。ここで気が付いてよかったと安心し、さっさと配線をやり直す。ここで早速うなぎさんの工具のお世話になった。配線の断線を直すとスロージェットが薄い(はず)とのことで、日本からフルパワー用のスロージェットを持参していたので交換しようとキャブを開けるが、すでにフルパワー用のジェットが入っていた。(このとき本来はエアスクリュー開度を変えないといけなかったのだが結局そのまま最後まで走ってしまった)
自分のバイクは終了し、まるのバイクのスローを変えないといけなかったので暑い中水を1リッターほど飲んでから取り掛かる。まるのバイクはキックによる体力消耗防止のためセルを取り付けている。そのためフライホイールが重くなっており、そのせいなのかエンジンをかけてアクセルを開けるとエンジンが止まってしまう、神戸で気が付き対策としてスローやその他のセッティングパーツを持参していた。本来ならばもっと早く気がつくべきであったが日本にいたときは静かなマフラーのバッフルを付けていたため気づくのに遅れてしまった。中国に送るに当って初めてフルパワーにしたためそうなってしまった。
スローを交換すると若干症状も改善され、エアスクリューの調整でなんとか我慢できる状態にまでなった。しかし、セッティングと言っても、チョークを引いたまま普通に乗ってしまう彼女に合わせるので、セッティングの最終点は結局「これでいいや」ってことで終了した。しかし、今回お世話になった石原さん(通称? “うなぎ”さん)には驚いた。エアスクリューの調整のための特殊工具(昔の人が吸ってたキセルのような形のドライバー)を持ってきていたのである。そのほかにも考えられた、一つ一つの選定にプロの意志が入った工具の数々、私など、ウエストバックに入る以外に工具などもって行っていなかったのでかなりうなぎさんの工具のご厄介になっていた。
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by xr_kaz | 2006-02-27 21:08 | BTOU05
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オフロードバイクとの日々
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